貸切バスの車高(高さ) 注意したい3つのポイント

貸切バスの車高(高さ)はどれくらい?

貸切バスの車高(高さ)は車種やメーカーにより異なります。

一般的な車種の場合

貸切大型バス→3.5m〜3.8m

貸切中型バス→3.5m

貸切マイクロバス→2.6m

普通乗用車の車高は1.4m〜1.6mくらいの車種が多く普及していますので、やはり貸切バスは背が高いですね…!

貸切大型バスは「ハイデッカー」と呼ばれる車高が低めのタイプと「スーパーハイデッカー」と呼ばれる車高が高めのタイプがあります。

車高が高めのタイプは後部サロン付きや後部化粧室付きなど豪華な設備付きの車両に多く、高い視点から見える車窓と乗り心地の良さがお客様にも人気のポイントです。

ただし…

観光地への道中や宿泊先のホテルなど、さまざまな場所で高さ制限に注意が必要となります。

今回は注意したいポイントをまとめてみました。

注意ポイント1 道路の建造物

トンネル

高速道路における高さの限度は、道路交通法に基づく車両制限令により、幅2.5m、高さ4.1m、長さ12mと定められています。

そのため、どの高速道路も貸切バスは高さを気にせず走行することができます。

一般道路では、特に地方の県道などで高さ制限が厳しいトンネルも見受けます。

特にキャンプ場や登山などのアウトドアや、秘境の温泉旅館などが行き先の場合、貸切バスが通行できるか事前にしっかりと調べましょう。

陸橋

街中の道路を横切る鉄道の陸橋など、気になる場所です。

例えば新幹線の発着駅であり、大阪の玄関口の新大阪駅は貸切バス駐車場への経路に鉄道の陸橋があります。

この陸橋の高さ制限は3.6mになっており、貸切中型バスまでは気にせず通行できるのですが、貸切大型バスは「ハイデッカー」と呼ばれる比較的車高の低いタイプのみ通行できます。

「スーパーハイデッカー」と呼ばれる車高の高いタイプは通行できませんのでご注意ください。

注意ポイント2 自然のもの

季節によりますが、元気よく生い茂っている木々も気になるポイントです。

特に見通しの良くない峠道の両サイドの木々は、台風などの荒天時に強風で揺れたり枝が垂れ下がったり、危険な場合があります。

もちろん貸切バスドライバーも十分に注意して運転をしていますが、フロントガラスや側面の窓ガラスに当たって割れてしまった場合、最悪の場合は運転を中断して代わりの貸切バスを急遽手配することにもなります。

峠道など両サイドに木々が生い茂る道路を通行する際は、余裕を持ってゆっくり進行できる行程作成や、あまり酷い荒天の際は遠回りでも別の道路に迂回をするなど心がけたいところです。

注意ポイント3 建物の屋根

宿泊施設

貸切バスで旅館やホテルに向かう場合、稀に玄関の屋根に高さ制限がされている場合もあります。

基本的には予約時に「貸切バスで向かいます」と伝えると高さ制限について教えてくれますが、念のため確認しておくことをおすすめいたします。

陸橋や道路とは違い、デザイン性重視のため屋根に高さ制限について書かれたプレートがない場合がほとんどです。

当日も貸切バスドライバーが慎重に運転をしますので、大事に至ることはありませんが、注意ポイントの一つとなります。

通行できる?できない?高さ制限の調べ方

WEBで調べる

Googleのストリートビューで検索するとトンネル入り口や陸橋に高さ制限のプレートが掲げられているのが見れます。

峠道など狭い道路の両サイドの木々はある程度しか分かりませんが、危なそう…な感覚だった場合、付近の広めの道路に迂回することもご検討ください。

宿泊施設の方に聞く

旅館やホテルなど宿泊施設は私有地になるため、Googleストリートビューでは見ることができません。

宿泊施設の担当者に直接お尋ねください。

貸切バスの予約はプロにお任せください

貸切バスを安全・快適に運行するためには通行する道路を調べることも欠かせないポイントとなります。

弊社のような貸切バス専門の旅行会社に依頼いただきましたら細かな部分もしっかりとサポートいたします。

まとまった人数で移動される際にはぜひお気軽にご相談ください。

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