高速バスは貸切できる？貸切バスとの違いについて

まとまった人数で移動をする場合、都市間をアクセスできる高速バスは便利な手段です。

今回はそんな高速バスと貸切バスの違いについて解説します。

高速バスとは

高速バスは大阪〜東京など長距離を運行する夜行高速バス、東京〜水戸など中距離を運行する昼行高速バスの総称です。

道路運送法で定められた免許として「一般乗合旅客自動車運送業」が適用され、公共交通機関としての位置付けとなります。

1名から気軽に乗れることが特徴で、WEBサイトで予約したり、窓口でチケットを購入したりと、当日でも空きがあればすぐに乗車できます。

最近では3列シートやトイレ付きなど、ゆったり快適に乗車できる車両も増えています。

貸切バスはお客様のご要望に基づいて自由な行き先を決めることが可能な仕組みで、空港送迎や社員旅行、インバウンド(訪日旅行)などさまざまな用途でご利用いただけます。

道路運送法で定められた免許として「一般貸切旅客自動車運送事業」が適用され、公共性の高いサービスではありながら公共交通機関ではない位置付けとなります。

主に10名以上でのご利用に適しており、1台◯万円という金額のご提示となりますので、1台の乗車人数が多いほど1名あたりの料金が割安になります。

当日の予約は不可となり、行楽シーズンなど繁忙期は満車になりやすいため半年前〜3ヶ月前にはご予約が必要となります。

サロン付きやトイレ付きバスなど快適装備の車両も増えており、ご要望に応じてお見積もり可能です。

高速バスは公共交通機関のため、国の審査も厳しく、バス停の設置が義務付けられており、毎日決まった経路で運行されています。

貸切バスは公共性の高いサービスではあるものの、お客様のご要望に沿った経路で運行する形態となり、大人数での移動に最適な交通手段となります。

少人数で決まった行き先への交通手段なら高速バス、大人数で自由な行き先への交通手段なら貸切バスという使い分けがおすすめです。

高速バスは公共交通機関として幅広いお客様にご利用いただくことが目的となりますので、貸切はできません。

8名分を予約など、ある程度まとまった人数での予約は受付可能なバス会社もありますので、詳しくはそれぞれの高速バス運行会社へ直接お問い合わせください。

高速バスは公共交通機関としての位置付けになりますので、国からの優遇がなされています。

高速道路料金(ETC)は特大車ではなく一つ安い料金区分の大型車で清算が可能となり、割引優遇があります。

また、一部の赤字路線には補助金が入っており、地方と都会を結ぶ路線を残すための仕組みが確立されています。

その他、貸切バスとは違って毎日運行をしていますので、スケールメリットがあり、バスが空車で仕事のないという日がほとんどなく、運営上の全体経費として下がる傾向にあります。

一部の運行会社では車体や車内に広告も掲載されており、広告収入も見込めます。

上記のような理由から高速バスは貸切バスより安く利用することが可能となります。

貸切バスの見積もり・予約は全国対応の弊社にお任せください。

高速バスと同じような経路で利用したい、高速バスのようなトイレ付き車両を使いたい、などお客様のご要望にお応えします。

行程・日にち・人数がある程度お決まりでしたら概算でのお見積もり回答ができますので、まずはお気軽にお問い合わせください。